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再読:Vicky Angel(2回目)

Vicky AngelVicky Angel
(2007/03/27)
Jacqueline Wilson

商品詳細を見る

( YL :5.1、36,000語)

美人で明るい大親友・ヴィッキーを突然の事故で失くしたジェイド。でも、ヴィッキーは彼女の前に幽霊になって現れた! 「ガールズ・シリーズ」のウィルソンが贈る、ハートウォーミングな幽霊ストーリー。 ~Amazonより~


前回読んだのが今年の春なので、再読の割にはあまり期間が空いていない為、物語をゆっくり噛み締めながら読み進めることができました。今回は、ヒツジ読みで何人かの方々と一緒に読み進めましたが、読了されて行く皆さんの記事を読ませて頂き、前回私もそう思ったなぁ・・・なぁんて感じで楽しませて頂きました。

今まで読んだJW作品の中で、一番早くに展開する、いや他の児童書と比べても、一番早いのかもしれないのでお話には、すぐに乗れます。語彙が少々難しいのですが、ガンガン飛ばしても大筋を追えますので、安心して読み進めて頂けるかと思います。死と言うものがテーマだけあって、なかなか深い内容ですが、重過ぎず子供たちの心理状態を見事に描写するのは、さすがJWって感じかと思います。

で、今回の再読で着眼点を変えて読んでみたのですが、ネタバレになるがイヤなので、続きで。

お気に入り度:★★★★☆

累計語数:2,236,932語
注:未読の方は、この下、読まないでください!



私の中で“死ぬと言うこと三部作”と読んでいる児童書があり、その一つがこの『Vicky Angel』なんですが、お話に乗っかって読み進めると、主人公であるJadeに目が行くと思います。

今回念頭に“Vickyが留まった理由”、又は“JadeがVickyを留めた理由”と言うものを模索しながら読もうと決めていたのですが、途中から別の考えが頭に浮かぶようになりました。それは・・・

“Jadeが作り上げたVicky”

この事故後のVickyは、Jadeが想像して創り上げた存在。
Jadeは突然、姉妹のように育ったVickyの存在を亡くしてしまい、自分の存在を維持する為、現実を逃避する為に創った存在なんじゃないかと思ったのです。

理由は、親友でもともとbossyな彼女でしたが、突然人生を止められて憤慨していたとも考えられますが、やっぱりfurious過ぎると思うのです。London行きの列車でも、自分と同じ状態になることを要求・・・これは、Jadeの願望だったんじゃないかと思ったのです。Mrs. Wainwrightに写真を見せた時に、常に自分のそばにいるVickyと写真のVickyが違うと言うこと・・・Jadeが彼女の存在を疎ましく思う為にfuriousに創り上げていったのかもしれない。葬儀の際にVickyらしくエッセイを読み上げられるほど、彼女を熟知したJadeなら可能かもしれない。そして、お話の最初のほうに、確証がないのですが、Jade自身がお母さんに『想像の存在であるVickyと話をしている、云々』と言うようなことを言っていた気がします(これは再々読で確認したいです)。

Jadeは心の中に“あの事”を常に抱えていたので、それに対して後ろめたいから故にVickyと言う存在を常に想像することで楽になろうとしていたのかもしれない。そして最後に“あの事”をlet it goしたので、想像のVickyと言う存在はもう必要じゃなくなったのかもしれない。Jadeの心の中には正真正銘のVickyが常にいたはずなので。

・・・と言うが、今回感じたこと。数年前に流行した『千の風になって』の歌詞にも通ずるものかもなぁって思いました。一見、オカルトなお話っぽいかと思ったのですが、上記の様に考えるとJadeの心の葛藤だったのかもしれないと思いました。そう考えると、前回読んだ時より、何か解決した気がして読了感が増したので、前回より星をひとつ増やしました。とは言え、これはあくまで私の解釈なので、答えではありませんので、ご了承願います。
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TAG :
JacquelineWilson.YL:5

コメントの投稿

Private :

お元気になられたのでしょうか。
記事がアップされてホットしてます。
Jacqueline Wilsonさんは、私の中では難しいテーマを扱っている
作家さんだという印象がありまして、今回この作品もまだ未読ですが
、いつか手にとってみたいという思いで一杯です。^^

なるほど~

15章のそれもラストにくるまで、Vickyの意地悪~!としか思えなかんったのですが
ラストを読んで、最初は〝Vickyによって救われた~〟って思ったんだけど
ラストであの内容が出てきたって事は、Jadeは救われたかった?
そんな気持ちも出てきました。
VickyがGhostなのか、Jadeが作り上げたものなのかはわかりませんが
Vickyによって救われたいと願っていたのかな?って後々になって思いました。
そして今回りとるさんの感想を読んで、〝なるほどなぁ、やっぱりしっかり読む事ができると
面白いんだろうな~〟って凄く羨ましく思いました!
私も次回読んだら、そんな感想が持てるかな?
持てる頃に読みたいから、何年も先になっちゃうかな?
そして、そんなあれやこれやを考えるきっかけの〝ヒツジ読み〟
楽しいねぇv^□^v

新意見!

なるほど~これは2回読んだからこそ出てきた着眼点かも。カウンセリングを受けたJadeがVickyをコントロールし始めたときに「想像上のVicky」という考えがかすかに頭をかすめたのですが、はっきりと意識するところまではいきませんでした。
本当ののVickyではないからどんどん威圧的になっていったのかもしれません。全てJadeの心の中の葛藤、そう考えるとなんかすごく切ないですね…。

こんにちは~

私も、かすかにVickyの幽霊はJadeの想像の産物なのでは?という思いがあったのですが、ナラさんと同じように確信が持てませんでした。
が、やはりそう考えると、納得の行く部分もありますね。
う~ん深い。さすがりとるさん。
わたしも再読の折りには、初回とは違う観点で読めるかな~?またその時が楽しみです。

★nappuさん★

こんばんは☆
そうなんですよね、15章に入ってもまだまだ展開しそうな勢いで『あぁ、最後、グダグダで支離滅裂とかだったらどうしよう』と、前回読んだ際に思いました(笑)。
VickyがJadeに嫉妬して執拗にくっついていたとしても、JadeはVicky無しでは彼女の死を受け入れられなかったのかもしれません。心に“あの事”を秘めていましたし、どこか自分を責めていたのかもしれません。なのでJade自身が救われてそれをVickyが確認し、彼女自身も救われた、と言う見方も出来るかもしれませんね。うーん、なかなか深いです!
『えぇっと、お宅、どこかで以前、お会いしましたっけ?』な単語満載の為、かなり取りこぼしていますよ!いやぁ~、JW作品ってこんなに単語難しかったっけ?と改めて考えたくらいです(汗)。多分、私の場合、今回は再読で物語の最後を知っているから、結構、詮索しながら読み進めたと思います。実際、初めて読んだ時の感想は、nappuさんはじめ、多くの方が感じられたものと同様でした♪ 実は、そんな詮索をしていたので、読み始めた頃、全然進まなかったんですけどね(汗)。また良いタイミングが来たら、是非再読して頂けたらと思います。きっと何かが違うはずです。私も、今回取りこぼした分をもうちょっと摘み取れる様に、再々読やりたいと思います☆
“ヒツジ読み”は、ちょっとした不安も共有できるし、いろんな意見を良いタイミングで聞けるので、インターネットを通じて読書会をやっているようで、面白いです。これが終わったので『Baby』いつでもOKですよ♪ 楽しみにしていまぁす☆

★ナラさん★

こんばんは☆
やっぱり、ナラさんも感じましたか!
『いくら自分の死を受け入れられないVickyとは言え、親友で姉妹のように育ったJadeにそこまで酷い事をするのかなぁ』って言う疑問と前回読了した際に、どこか消化不良な箇所があったので、その“理由”を探していた時に、『私の想像の中のVicky』的な表現をどこかで読み(今日、帰りに最初の方を斜め読みしましたが、発見できず)、この見方ができるようになりました。
カウンセリングの際、Vickyを閉じ込める・・・ゴーストを閉じ込めるのって何だかオカルトチックで『結界張ってその中に入れました』的な感じではなかったので、精神的な処理かなぁって。そうなんですよ、そう考えるとJadeの精神的な苦悩と言うのが、計り知れないほど深いもので、常に葛藤していたと思うとやるせないですよね。

★しろぱんさん★

こんばんは☆
おぉ、しろぱんさんもやっぱり感じましたか!
そうなんですよ、そう考えると納得できる箇所があるんですよね。
もし、Jadeが苦悩が故に産み出した想像の産物Vickyとの葛藤を描いているのならば、彼女の辛さは、相当だと思うので『JW作品“重さ”レベル』をひとつ上のレベルにするべきかなぁって、考えています。ただ、本当にVickyがゴーストとして存在していた部分もある気がするのですよ。そして別のテーマも隠れていそうな気もしないでもないです(またしても詮索しそうな勢いですが・汗)。ホント、すごく深いお話だと思います。
私も、再々読してまた違った見方ができればなぁって思っております☆

★yukinoさん★

こんばんは☆
ありがとうございます。
頗るとまで行きませんが、回復に向かっております☆
多分、日曜日の昼から全快すると思います(午前中、某試験なもので・汗)。
JW作品は、どよ~んと落ち込んでしまうお話が多く、考えさせられるのですが、賛否両論があるとは言え、お話自体にはとても興味が持てるものが多いと思います。そしてその子供の心理を手に取る様に表現できるのも彼女の良さだと、私は思っております。
ちなみに数週間前ですが、彼女の作品の“重さ”を比較してみました(笑)。『重い』や『暗い』と敬遠される場合もあるので、よろしければ参考にして頂ければと思います(ただ独断と偏見ですので、ご了承ください)。
http://little2008.blog67.fc2.com/blog-entry-346.html
手に取られる機会がありましたら、是非感想を聞かせてくださいね♪
追伸:
コメントが埋もれてしまい、yukinoさんへのコメントへの順番が変わってしまいました。
申し訳ありません。

なるほど~

そういう見方もあったのですね。
「写真が違う」のは、カウンセラーさんが何を言いたかったのかよくわからなかったのですが、実際のVickyとは違う想像上のVickyになっていたのだと考えると納得できます。
どうしてもJade寄りになって読んでしまいましたが、再読の折にはVickyのことも考えてみようと思います。

★いちごパンダさん★

おはようございます☆
想像上のVickyと言うのが、答えではないと思うのですが、カウンセリングのくだりは、そう考えると合点行くところが多々あったので、ゴーストではないVickyという可能性もアリかと思ったのです。
私も前回は、Jadeを支配しようとするVickyに対して憤慨したり、これから人生を謳歌していくはずのVickyに同情したりと、物語に乗ってそう感じていました。
今回の私は、ちょっと一歩下がって見ている節があったと思います。JW作品は、テーマが深い為、再読すると新たな一面に気づける作品が多いかもしれませんね。私も再々読をやってみようと思います。何か発見したら、是非教えてください!よろしくです♪

Baby

こんにちは!本日ヒツジ読みブログや当ブログでお知らせしたのですが
Babyをスタートしたいと思います^^
ヒツジ読みブログの方は、まだ操作が理解しておらず
日にちを入れるのに30分ほどかかりました><;
とりあえず色々触って、そちらも徐々に楽しめるように
していきたいなと思っています。
なかなかお手伝いできてなくて、ごめんねT-T

★nappuさん★

こんにちは☆
了解しました!
私もすぐ読み始められるので、開始宣言しておきまぁす♪
楽しくヒツジ読み&nappuさんは、すてきな200万語通過になりますように☆
ヒツジ読みブログの方は、全然気にしないでくださいね!
徐々に、時間がある時にでも触って頂けたらと思っておりますので。日付変更、バッチリOKでしたよ!(ありがとうです☆)
ヒツジ読み募集中!
詳しくはヒツジ読みブログで♪
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りとる

Author:りとる
2001~09年、英会話を中心に学ぶ。以後、自然に楽しく気楽に英語が学べる環境を模索中。英国好き(特に映画と音楽)。フラっと時々渡英します(笑)。

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※聴き読み含む。
うち、多読のみは、4,490,287語(Sep.2013)

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